日記

【日記】思いを紡ぐ

こんにちは。まれーどです。

概要

この前「死」という概念について友人と話しました。
私は身内の不幸というものが物心ついてから初めてのことでとても悲しい。ただ、悲しい切ないで終わらせたらそこで終わってしまうと言われた。正直、その日はどういうことか分からなかった。最近、そのことについて考えて、考えがまとまったので今回はそのことについて書いていこうと思う。もう山場らしいので冷静なうちに色々と書いていきたい。

結論

つまりはタイトルの通りなのだが。思いや願いを生きている私たちが紡いでいかないとその人は本当の意味で死んでしまう。

考え

正直、私は別れとかも死だと思っている。詳細は以下の記事に書いてあります。

https://reimond-suzuki.hateblo.jp/entry/2020/03/01/044609

要は、忘却こそが本当の死であるという考え方。記憶から存在しなくなったら死であるということ。上の記事だと一生会わないからそれは「死」では?って言ってるので、ちょっと違うかもだけど。

忘れないことというのは受動的な考え方だなぁと。思いを紡ぐということは能動的な考え方なのかなぁって思った。だから忘れてもいいというか、その人の夢、希望を私たちが実現することで思いを紡ぐいでいくってことなのかなぁって思った。ちょっと科学っぽい考えだよね。ここまでの研究はやったから後は次世代に任せたみたいな。

悲しむなとかそういうわけではない。悲しんでいいんだって思う。その後の話なので。その人の生きた証を受け継ぐことでその人の魂は生き続けるということってことなのかなぁって。

最後に

辛いって思ってる人に届けばいいな。

追記

あれから約3年が経つ。あっという間だったな。当時のことはよく覚えてる。この記事を書いた1時間後くらいに母親から連絡が来た。電話で話した時に母が泣き出したので、貰い泣きをした。いや、普通に悲しかったけど。

ちょうど私は会社を辞めて、次の仕事を探してるタイミングだったから連絡をもらってすぐに帰る準備をした。帰り道は意外と冷静だった。車の運転なんか出来るのかと思ったが。数回涙は込み上げてきたが、なんとか帰れた。着いたのは17時か18時くらいだったか。

父親に「まだ体温が残ってるから触っておきな。」って言われた。(ずいぶん父親は冷静だと思ったがひとしきり泣いた後だったようだ)安らかな顔だった。本当に死んでしまったのかと実感した。

お寺のお坊さんの都合で3日後くらいに葬式が行われることになった。

祖父は介護施設には行かず、そういう提案をしても拒否していたようだ。家が好きだったんだろう。亡くなる年の8月に家で倒れてしまい、病院に搬送された。その後はもう家に戻っては来れなかったが、家に戻りたいと言っていたらしい。

そんなことがあったから、家に長くいられて良かったねなんて話もあった。

そこから葬儀までの記憶はあまりない。色んな人が来て、話をしてという感じで毎日慌しかった。ただ、祖父は色んな人に愛されてるなと感じた。

ただ、色んな人が来たのでどういう関係の人?みたいな話はしてた。家系図みたいなのを作って歴史を感じていた。

祖父のキャラ的に、どこからか「おい、俺の話なんかしてどうした?」って出てくるんじゃないかと思ったけど、そんなことはなかった。

そして、葬儀の前日だったかな。祖父を家から送り出す日。棺桶の中で、衣装を着せた。(死装束というものかな)お坊さんから色んな話を聞いたと思うが、何も覚えてないな。当時はなるほどって思ったけど。そして、棺桶を霊柩車に運び込み合掌と黙祷をした。霊柩車のクラクションが鳴った時、ちょうど雨が降ってきた。天も泣いていたか。そんな気がした。

葬儀の日。朝早くから会場に行き、準備はなかった気がするが、始まるまで待っていた。私以外は色々と担当があったようなので、待機時間は特に何もしなかったけど。献花してくださった人の名前とかを見てたかな。

葬儀が始まると色んな方が参列していた。やっぱり愛されてるなと感じた。お経を聞いていると不思議と落ち着いた。

一通り終わり、最後に棺桶にお花や記念のものを入れて送り出した。それが最後の姿だったと思う。その時は、すごい晴れやかな気持ちで送り出せたなぁと思った。割り切ったわけじゃないけど、気持ちはスッキリしていた。

その後火葬場に向かう。段取りみたいなのはあんまり覚えてないけど、焼かれる直前かな、その時が1番涙が出た。そして、骨を集めて帰宅した。

帰宅後は、昔話に花が咲いてたね。一応輪の中にはいた気がするけど、疲れなどもあり意識があんまりなかった。

その後、2日くらいかな。家で不思議な現象が起きた。結構力いるはずのテレビ台の扉が開いた。流石にびっくりした。昔テレビに出たことがあったから、それを見てってことなのかなって話をしてた。あとは、叔父のiPhoneから聞いたことない着信みたいなのがなって、結局原因不明だったけど、幽霊というかそういうものはいるんだなと感じた出来事だった。

当時のこと思い出して、涙を流しながら書いておりました。

最近も祖父の夢を見たり、実家に帰って曾祖父が読んでいたものに触れたりしたので、何か記録した方がいいなと思い振り返ってみました。追記の方が長くなってしまったけど、当時のこと記録に残してなかったからちょうど良かったかも。

さぁ、想いを紡いでいこう。